最近、平日は家で仕事をするようになったんですが、家だとどうもはかどらない。ということでコワーキングスペースで仕事をすることが多くなり、PCの新調と合わせてプライバシーフィルターを購入しました。
プライバシーフィルター購入
YMYWorld 覗き見防止フィルター
とりあえず特に何も考えず、Amazonで13.3インチで人気がありそうで安いものを購入しました。2,880円でした。
反射率 | 5.8% |
可視光線透過率 | 72% |
ブルーライト低減率 | 約49% |
早速Lavie Mobile Proにつけてみて、メールやネット見たりしてみますが・・・
く、暗っ。
PCの明るさは80%にしていたので、100%にしてみます。それでも暗い。プライバシーフィルターってこんなに暗かったっけ・・・?
これまでの現場でも、客先常駐の際に会社のPC持ち込み時は必ずプライバシーフィルターとセットで使用していたし、私用の持ち歩き用のPCをたまに電車やカフェで使用するときもプライバシーフィルターを使っていました。
なので、プライバシーフィルターの使用に抵抗はなかったのですが、あまりの暗さにおニューのPCを前にしてもテンションが下がります。暗い上に文字がぼやけてるようにも見えるし、これで長時間作業はさすがにつらい。
YMYWorldのフィルターのAmazonの評価はそこそこ上々です。自分が購入したのがたまたまはずれという可能性もなきにしもあらずです。まあAmazonの評価も信じられたもんではないですが。
自分は同じお気に入りのマウスをずっと使っていて、買い替え時も同じのを購入するのですが、同じ商品でもマウスは当たり外れがあったりします。
静音マウスなんですが、音を比べると一方は完全に静かで一方は少し音がするとか品質に違いがあったりすることがあります。プライバシーフィルターも当たりはずれがあったりするもんなんでしょうか。
このYMYWorldという会社、謎です。HPが無くグーグル検索しても会社情報は出てこず、国税庁のHPで法人検索しても出てこない。Amazon出品者プロフィールの連絡先は電話番号のみ。”YMYWorld 住所”で検索すると、バーチャルオフィスの住所がAmazonでは登録されているっぽい。
Amazon出品者プロフィールには、
”✽少人数での運営を行っております為、お客様からのお電話をお受けする事が出来ない事がございます。”
とあり、商品のパッケージの中にサポートの連絡先としてGmailのメールアドレスが書かれてるのみなので、個人で営業されてるって感じでしょうか。でも商品は結構な数がAmazonに出品されているので、製造とかどこでやってるんだろう。中国のOEMとか?謎…。
エレコム 液晶保護フィルム 覗き見防止 プライバシーフィルター
これまでにプライバシーフィルターを使ってきて暗くて作業できない、と思うようなことってなかったです。ただ、これまで何を使ってたかまで覚えてない。というか意識してなかったし。当時の現場が終わると会社のPCとセットで返却しているので、手元にもうない。
と、そういえば自分の持ち歩き用の10インチのHPのPC用にプライバシーフィルター買ったはず。メモリ4GBで結局外でも使いものにならなくて押し入れで眠ってたんですが、探してみたらPC&プライバシーフィルターあった!
それをつけてみると、
明るい。
明らかに明るさ&クリアさが違う。これなら長時間作業も全然できる。とは言え10インチ用なのでサイズが合わない。
同じものの13.3インチサイズ用を購入しようにも、これがどこのメーカーかさっぱり覚えてない。Amazonの注文履歴を見るとありました。エレコムでした。3,054円でした。
反射率 | 5.5% |
可視光線透過率 | 69% |
ブルーライト低減率 | 約42% |
紫外線カット率 | 99.9% |
フィルター厚み | 0.3mm |
一般的なプライバシーフィルターと比べてこれは0.3mmと薄いです。柔らかいんです。
柔らかいのが嫌、という人もいるようですが、この柔らかさがいいんです。柔らかさゆえ画面に張り付いてくれます。
自分は、外ではプライバシーフィルターをつけて家では外すので、容易に取り外しができるようPCに爪テープをつけて使用します。
爪テープは両面テープでフィルターを画面にがっつりつけるわけではないので、硬い・柔らかいに限らず全体がごくわずかに浮きますが、柔らかいタイプはペタッと全体が画面に吸い付くようにくっついてくれます。
横45度くらいから見ればちゃんと暗い。ガードしてくれてます。いい感じです。
それにしても可視光線透過率は、YMYWorldは72%、エレコムは69%。数値が高くなるほど明るく見えるということになりますが、数値が低いエレコムのほうが明らかに明るく見やすいです。
エレコムは、1986年に設立され大阪市に本社を置くIT機器メーカです。エレコムのWikiページによると、
“マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。”
とあります。すごいですね。確かに、一人1つくらいは何かしらエレコムの商品を持ってるか、持ってたんじゃないでしょうか。
また、
“エレコムが販売している商品数は、型番ベースで約1万7000点。年間で4200~4300点が新規開発され、3~4年でほぼ全商品が入れ替わる。”
とあります。
このプライバシーフィルターも3~4年たったら廃盤になるか改良される形で無くなるってことでしょうか。3~4年って結構すぐだと思うんですが。この薄型プライバシーフィルターは無くならないでほしい。
また、
“仮想移動体通信事業者(MVNO)でもある。” と書かれてあり、エレコムって格安スマホにも参入してたのか?と思って調べてみると、SkyLinkMobileという格安スマホのサービスをやってたけど、2018年7月に撤退しています。
「SkyLinkMobile/SkyLinkPhone」のサービス提供事業者変更ならびに一部サービスの終了について
(参照元:エレコムSkyLinkMobileホームページ)
2014年9月にMVNOに参入して2018年7月に撤退。日本企業とは思えない変わり身の早さです。撤退したことはWikiには書かれていないのでWikiが追いついていないようです。
※(2020.1.11追記)エレコムのWikiページに、「・2018年7月 MVNO事業から撤退。撤退に伴い、「SkyLinkMobile/SkyLinkPhone」のサービスを株式会社アイキューブ・マーケティングへ移管。」を加筆と、「仮想移動体通信事業者(MVNO)でもある。」の一文を削除しました。
WikipediaはそのへんのWebページに比べると比較的信憑性は高いとは思いますが、情報元が上記のように公式の声明によるものばかりではないので、Wikiに書かれてあることが間違ってることがあります。
Youtube動画の虎ノ門ニュース「【DHC】2020/1/7(火) 百田尚樹×櫻井よしこ×居島一平【虎ノ門ニュース】」で、櫻井よしこさんの生い立ちについて、”慶応大学中退”とフリップで紹介されたのですが、櫻井さんは、慶応には全く入ってません。とおっしゃってました。Wikiにはそう書かれているけど、Wikiの間違いとのことです。※今は修正されています。
3M™ セキュリティ/プライバシーフィルター PF13.3W9 H2
プライバシーフィルターって商品によってこれだけ違うんだなーとAmazon見ていたら、ハイグレードのプライバシーフィルターも存在する。ハイグレードってどんなだろう。正面からみてクリアで、横から真っ黒みたいな?
ハイグレードものが気になり、ハイグレードのタイプを取り扱っている3MのHPを見ていると、すごそうな代物が。
3M™ セキュリティ/プライバシーフィルター PF13.3W9 H2
可視光透過率80%で反射率 0.7%。
3Mの他にはコクヨが可視光透過率80%以上のものを出していて90%とかあります。コクヨの反射率最高値は0.9%くらいだったかと。とりあえず3Mを買ってみます。3Mはフィルム素材のパイオニアということもあり。
※コクヨのハイグレードタイプのものは、Amazonで”コクヨ プライバシーフィルター”で検索すると出てきます。
この3Mの商品はAmazonでは取り扱いがないので、caravan-yu.comというところで購入しました。7,469円でした。楽天でも取り扱っているようです。
反射率 | 0.7% |
可視光線透過率 | 80% |
フィルター厚み | 0.5mm |
つけてみると、
あ、明るいっっ!
画面が明らかに他のと比べて明るいです。背景が白のWebページとか、普通に白いです。でも横からみると画面真っ黒。これが可視光透過率80%、3Mの実力・・・!
3Mは、1902年に設立されアメリカ・ミネソタ州に本社を置く化学・電気素材メーカーの老舗です。3Mを調べていて知ったんですが、付箋紙の代名詞とも言えるポスト・イットは3Mの商品なんですね。
3M公式ホームページにビジュアルハッキングについて書かれています。外で気を付けるのは当然ですが、自社内でも気を付けましょうということです。
経理や客先の個人情報を扱う業務部門など特殊な権限でないとアクセスできない情報を扱う部署は、入室カードでも制限してたりしますが、ミーティング時などは普段入らないような部署の部屋に行ったりしますからね。なるほど。
横から見たときに真っ黒でなく、ゴールドのもあるみたいです。
3M™液晶保護プライバシーフィルター HP
https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/privacy-screen-protectors-jp/
(参照元:3M公式ホームページ)
3M・エレコム・YMYWorldの比較
メーカー3社でそれぞれで比較してみます。比較に際しての撮影条件などは以下のとおりです。
- 3Mのフィルターは価格が他のより2~3倍高く、最上級のハイグレードのものです。各メーカー同価格帯の商品で比較しているわけではありません。
- 比較の際に2社並べて撮影していますが、撮影当初たまたま右に明るいメーカーのを置いていたからか、右に配置したほうが明るい説が沸々とわいてきたので、左右両方に置いたパターンで撮影しました。
- ちょっとしたカメラの位置で角度の条件が違ってくるので、2社比較時はPCとカメラを固定した状態でフィルターだけ変えて撮影したので、撮影場所・位置に関しては同条件での比較となります。
- 2社左右に並べたとき、カメラの問題なのかわかりませんが、写真では明るいほうがより明るく、暗いほうはより暗く見えます。なるべく実際の見た目に近づいた位置で撮影しましたが、実物はもう少しだけ濃淡の違いが少ないです。
- 撮影後に写真からどのメーカーか判別できるように丸テープを貼っています。
エレコム → 青色
YMYWorld → 黄緑
3M → ピンク - PC画面の明るさは100%で撮影しています。
- 比較時の画面サンプルは、Google社のWikiページです。
それぞれ何もつけていないバージョンと比較
とりあえず何もつけていない左半分画面と各社のを右半分に配置しました。
エレコム vs YMYWorld
エレコムの勝ち。
エレコム vs 3M
3Mの勝利。
YMYWorld vs 3M
3M圧勝。
3M vs エレコム vs YMYWorld
左:YMYWorld/右上:3M/右下:エレコム この写真が一番実物の見た目に近い感じです。
左:YMYWorld/右上:3M/右下:エレコム もう少し近くで撮影
3M最強。
明るさでいうと、
3M > エレコム >>>YMYWorldて感じでしょうか。
3社比較の1枚目の一番実物の見た目に近い写真を見てもわかるように、3Mが一番明るいのですが、エレコムも十分明るいです。3Mは黄色っぽく、エレコムは青っぽいという感じで色味が違うという感じです。
結局お気に入りはエレコム
3社比較した結果、3Mが優勝でしたが、結局今使用しているのはエレコムです。
3Mが一番明るいし、値段も高かったので最初は3Mを使っていたのですが、実際に使用してみてエレコムが自分にとって一番見やすく作業しやすいという結論になりました。
視野角度がエレコムのほうが広い
3Mではなくエレコムを使っている一番の理由として、視野角度がエレコムのほうが広いということです。3Mは視野角度が他に比べて若干狭いように感じます。
3Mのパッケージを見ると、12.1型以下のフィルターは48度、14.1型以上のフィルターは60度とあります。
13.3型は??13.3型の視野角度が明記されていない。13.3型ってPCで一番使われるサイズじゃないかと思うんですけど。13.3型ワイドのフィルターサイズは幅294mmで、14.1型は285mmなので、14.1型と同じくらいの60度はあると考えてよいでしょう。
普段、自分は左肘をついたままPC画面を見ることがあります。その時頭は左寄りになるので画面右端が暗くなります。それはどのメーカーも同じですが、3Mは特に暗くなります。特に右上端は少し左に頭をもたげるだけで、結構暗くなります。自分から自分の画面ガードしてるよ、、、て感じです。
下の2枚の写真は、右上に3M、右下にエレコムを配置し、少し左側から撮影したものです。
少し左側から撮影した上記2つの写真をみると、3Mを配置した右上端が暗くなっていることがわかります。右上の3Mに比べて、右下に配置したエレコムは暗くなっていません。
他の写真と同様、写真では実物より明るいところはより明るく、暗いところはより暗く見えるので、写真は濃淡が極端になっていますが、PC画面より少し左寄りに座った時のイメージとしてはこんな感じで右上端が暗くなります。
自分は考え込んだり煮詰まってくると、肘をついたり画面に食らいつくように頭を近づけて体が左側に傾いて姿勢が悪くなってしまうことがありますが、こういった姿勢を普段とらない人は、「右端暗い問題」は考えなくていいと思います。
正面からは明るくクリアに見えるけど少し横に移動しただけで暗くなる、というのはつまりは3Mはガード効果が高いともいえるんじゃないでしょうか。
エレコムは薄さゆえに文字がクリアに感じる
エレコムは厚さが0.3mm、3Mは0.5mm、YMYWorldは表記されていないのですが、3Mよりは若干柔らかいので、0.40mm~0.45mmくらいでしょうか。
エレコムは薄いがゆえに文字がクリアなんです。3社実際に使ってみて比較してみると微妙にクリアさが違うことに気づきます。エレコムは文字が見やすいんです。
薄いほどクリアに見えるのは当然と言えますが、クリアに見える他の要因として、エレコムは柔らかさゆえ全体が画面にペタっと吸い付くように張り付いてくれます。他のは固さがある分、若干浮いてしまっているからかもしれません。
3Mとエレコムはどちらもクリアなので、ごくわずかにエレコムのほうがクリアに感じるだけです。反射防止率が3Mのほうが高い分、3Mがよりマットなのでエレコムはつやがある分クリアに見えるのもあるかもしれません。
YMYWorldは残念ながら、3M・エレコムと比べると明らかにクリアさが無く、極端に言うと文字がぼやけて見えます。
エレコムで十分明るい
3Mの明るさは素晴らしいものですが、自分的にはエレコムの明るさで十分でした。実際にエレコムのプライバシーフィルターをつけるとき、PCの明るさを80%にして使用しています。
普段プライバシーフィルターをつけない場合、PC画面の明るさ100%だと明るすぎて目が疲れるので、60%~80%くらいにしています。フィルターをつけると暗くなるかな?と思って最初は100%にしてたんですが、これでは明るすぎました。エレコムのプライバシーフィルターをつけたときは明るさ80%がちょうど明るすぎず、暗すぎずという感じです。
ただ、3Mのは素晴らしく高品質でせっかく買ったので、クリアファイルに入れて持ち歩いて気分転換にたまに使っています。やっぱり明るいです。
エレコムはブルーライトカットしてくれる ※ついで
ブルーライトカットについては正直、エレコムを選ぶ理由としてあげるほど大事な要素ではないのですが、一応書いておくと、エレコムはブルーライトを約42%カットしてくれますが、3Mはブルーライトカットについての明記がありません。横からガード機能に徹底してるんでしょうか。
こうやって書いていると、エレコムの回し者と思われそうですが、エレコム関係者でもエレコム信者でもありません。
ガードはどこのメーカーもちゃんとしてくれる
斜め後ろから見たときです。3Mは真っ黒で、エレコムもYMYWorldも3Mほど真っ黒ではないにしろ、横から見て内容がわからないので十分です。
基本、どこのメーカーも横からはちゃんとガードしてくれています。にしても3Mは真っ黒です。ガード面でも3M最強。
横から見たときには内容がわからないくらいガードしてくれるのはどこのメーカーも同じなので、正面からみていかに作業しやすい明るさ・クリアさがあるかが大事になってきます。
ちょっとだけメール、とか1日数十分程度なら多少暗くて文字が読みづらくても問題ないかもしれませんが、1時間以上になってくると暗くてぼやけている画面での作業は苦痛以外の何物でもありません。目が悪くなりそうだし作業効率も下がります。
プライバシーフィルターの使用においての基本
表裏の見分け方
表 = マットな面です。反射防止加工がしてあるのは基本表面だけです。
裏 = つやつやしていて反射する面です。
メーカーによっては説明書につけるのは表裏どちらでもよいと書かれていたりします。確かに裏表どちらでつけても覗き見防止効果はあります。
しかし、裏面で使用していると反射によって画面がかなり見づらくなります。どっちだっけ?と迷ったら、画面につけたときに自分の顔や照明がよく映るほうが裏です。
実際につけてみて表裏確認する時は、PCを立ち上げていない画面が真っ黒な状態か起動していても背景が暗い状態で確認すると表裏の反射の違いがよくわかります。Webページやエクセル、ワードなど開いた状態だと画面が白っぽいので裏でもそんなに反射せず違いがわかりにくいです。
それでも違いがよくわからない場合、そういう人は完全に照明が反射しない席・角度に座っていたり、背景が白っぽい画面を見るのが主で反射無縁なんだと思います。そういう場合は、表裏見やすいほうのどちらでもいいと思います。
昼間、日光が入る明るい場所で作業していると、照明の反射は無いので裏面でも全然作業できるし、むしろ裏面はつやつやしている分クリアに感じたりしますが、夜暗くなってくるととたんに照明が画面に映りこんできます。
また、背景を黒にしているエディタで作業してても反射しまくりでとても裏面で作業なんてできたもんじゃないです。自分の顔を見ながら作業してる感じになります。
あと、プライバシーフィルターはたいていどちらかに反っています。机に横に置いたときに上下端が上に沿っている状態で表面が上、裏面が下を向いているほうです。※必ずこの形とは言い切れませんが、これまで人のも含めて確認した5~6枚の全てのプライバシーフィルターがこの形で反っていました。
以下の写真はプライバシーフィルターの横(短い一辺)から撮影した写真です。表面に置いたとき、全て上下(写真上は左右)が上に沿っています。
・エレコム
エレコム/上が表、下が裏 ※使い込んでるので購入当初よりさらに反った気が。
プライバシーフィルターを使い始めた当初、なんでまっすぐじゃないんだ、不良品?くらいに思っていましたが、これまで使ったフィルターは必ずこの形で反っていて、これはメーカーがわざと反らせてるとしか思えません。
爪テープで固定する場合、爪テープは四隅とかなにせ端っこにしかつけられません。そこで、中央がくぼむように反っていれば画面中央が押さえられるように画面にくっつき、少し浮いた端は爪テープで押さえることができるんじゃないかという勝手な想像です。メーカーさん見てたら教えてください。
爪テープの位置
3Mのパッケージには、1/3の位置に、左右2個ずつ、下1個と書かれていてその通りにしていたら四隅が結構浮いてぼやけて見えました。フィルターが反っている分、表面を使用していて真ん中が浮くことはありません。とにかく端が浮いてきます。
少し外側に爪テープの位置をずらして、しばらく使ってからまた少し外側にずらして、と何度か着けかえて落ち着いたのがこれ。
上下左右端から1cmの位置。左2つ、右2つ、下2つの合計6つです。
ちなみに、エレコムもYMYWorldも爪テープは3Mのものです。何気に爪テープも技術の塊なんでしょうか。3M強し。
13.3型ワイド(16:9) 幅294mm×高さ165.5mmで端から1cmが自分的には最適です。画面が13.3より大きい場合は、この位置だと端っこすぎて真ん中上下が浮いてしまうかもしれませんので、その場合はもう少し中につけるか爪テープを真ん中にもつけるかですかね。
方向大事
大きめサイズを買って自分でカットとか、大きいのを買って2つに分割する場合、方向を変えてはいけません。
横に置いて真正面から見て60度の範囲で見れ、それ以外の角度からは真っ黒に見えるよう計算しつくされた技術の結晶です。カットする場合は、横にまっすぐに置いた状態で上下の1辺、または左右の1辺だけまっすぐカットするだけということになります。
横のフィルターを縦で使用するなど方向が変わってしまったらプライバシーフィルターを使う意味が無くなってしまいます。
以下は、普通に横でつけた場合と縦につけた場合で横からみた感じです。
横の通常パターンはちゃんとガード機能が働いていて内容が読み取れません。縦は内容がかなりクリアです。方向を変えてしまうと、何のためにプライバシーフィルターつけてるんだか、という意味のないことになってしまいます。
フィルターは結構デリケート
お手入れ時は、眼鏡拭きとか柔らかい布で汚れをとります。乾拭きだと汚れが取れないときは、水で濡らした布をかたくしぼって汚れをとります。
除菌ティッシュとかのアルコール入りの布を使用してはいけません。表面の反射防止加工がとれてしまいます。結構指紋がつくので眼鏡拭きもフィルターとセットで持ち歩いてます。
傷も結構つきやすいので、そのまま鞄に放り込むとかやめたほうがいいです。自分はなんだかんだ家でもフィルターつけたまま作業しているので基本はPCにつけたままですが、持ち歩く時はクリアファイルに入れています。
コワーキングスペースやシェアオフィスではプライバシーフィルター必須
最近、コワーキングスペースで作業することが多いんですが、共有スペースでプライバシーフィルターなしで作業している人って驚くほどいます。
単に自分のブログの編集とかなら問題ないのかもしれませんが、クライアントが存在する仕事で共有スペースでの作業はプライバシーフィルター必須です。その情報は自分の持ち物ではなく、クライアントの持ち物です。
税理士さんや会計士さんのような士業と思われる方もいます。自分が頼んでいる会計士さんが共有スペースで自分の個人情報を開いた状態でPC画面さらけ出してるとかあり得ないですよね。
また、プログラムのコードがまる見えで作業している人もいます。他人からみたら何書いてるかわからないから問題ないと考えているのかもしれませんが、最終的にクライアントに納品するプログラムならそのコードもクライアントのものでありクライアントの情報です。
自分がクライアントの立場だったら、コワーキングスペースのような共有スペースで作業するのは今の時代の流れからして仕方ないにしても、その場合は最低限プライバシーフィルターはつけて作業してほしいものです。自分も外で作業するので気を付けたいところです。
3Mの動画が何気にツボ
プライバシーフィルターについて調べていて3MのHPを見てたんですが、3Mの動画が何気に面白いです。
まず、このパッケージからして、周りの人がめっちゃ覗き見しています。
覗きすぎ。
以下は3M公式のプライバシーフィルターの動画です。欧米で流されたCMかと思われます。周りの人がこぞって覗き見しています。覗き込んでいます。
そんなに他人の画面が気になる人っていないだろっ、てつっこみたくなりますが、このあからさまな覗きっぷりがむしろ笑えます。センスが光る動画です。
3M Visual Hacking Within Organizations (60 Seconds)
3M™ Privacy Filters for Laptops/ノートPCバージョン
3M™ Privacy Screen Protectors for Tablets/タブレットバージョン
もはや喜劇。
昔、同僚と出先でお互いにプライバシーフィルターつけてることを忘れて、「ちょっとこのデータ見てください」「どれどれ」という感じで同僚の画面を覗き見してたとき、この覗いてる人たちのような顔になってたんじゃないかと思います。
3M™ Privacy Screen Protectors for Smartphones/スマホバージョン
Stop visual hackers with 3M Brand Privacy Products
Prevent visual hacks with 3M Brand Privacy Products
覗くほうも覗かれるほうも出演者の表情が絶妙です。
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